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早稲田大学Prismileの「UNIDOL観」とは?【独占ロングインタビュー】

Prismile

9期生

アベンジャーズよりリベンジャーズの方がかっこいいなって

──初めてステージに上がったときのことを覚えていますか。

まりん 温かいなって思いました。最初は、私なんかがアイドルの曲を踊っていいのかなと思っていたんです。けれど、好きなことをさせてもらえて、それを楽しんでくれる人がたくさん居ると分かって、とても嬉しかったです。

うらら 私は人前で踊るのが初めてで、ステージに立つのがすごく怖かったです。だけど、先輩が手取り足取り教えてくれていっぱい練習もしたから、本番は楽しめました。

なる 私は高校生のときから体育館のステージで踊るだけでもアイドル気分だったので、初めてライブハウスで本格的な活動ができたことが嬉しかったです。初めの一歩みたいな気持ちでした。

 

──Prismileに何を期待して入りましたか。

みみ 私はもともと衣装作りに興味があって。いろんなコピーダンスサークルを見るなかで、プリスマの衣装がすごい好みだったので入りました。

なる 私は、ダンスが上手で本気で大会に挑んでいる先輩と踊れることを楽しみにしてて。今までやってきたダンスのジャンルとか、好きなアイドルのこととかいろいろ考えて、プリスマだったら自分が輝けるんじゃないかと思って入りました。

うらら もともとプリスマのことは知ってました。私にダンスは無理だろと思って、最初は裏方で入るつもりだったんです。けど、プリスマの交流会に参加したときに、8期生のすずかさんが「一緒に踊ろうよ」って言ってくれたのでユニドル部に入ることにしました。

まりん 私は、強いチームでダンスが上手い先輩から吸収して、自分も強くなりたいって気持ちがありました。
それと、アベンジャーズよりもリベンジャーズの方がかっこいいなって思ってて。王座を守り抜くよりも、下剋上を果たす者の方がかっこいいっていう。体験練習に参加して、強さも持ってるし、まだ強くなれる部分もあるチームだなと思って入りました。

りんか 私は今までHIPHOPとかK-POPダンスをやってきて、大学でも続けるつもりだったんですよ。HIPHOPサークルを探しにRIDE(※4)を見に行ったんですけど、客席の後ろからプリスマが登場した瞬間、かっこよかった雰囲気が一変して。
なんか可愛い子たちが走ってくる! なんだこのキラキラは! って虜になって、HIPHOPの友達の誘いも全部断って入っちゃいました。

まりん 漫画の第1話だ(笑)。

(※4)早稲田大学のパフォーマンスサークル合同新歓公演の名称。

 

──ステージ出演を重ねる中で、お互いの印象や関係性に変化はありましたか。

まりん 夏決勝(※5)では、必死に頑張ってきたことが報われない経験をして。それを踏まえて挑んだFresh(※6)のステージは、印象深いです。いっぱい……いっぱいギスギスしたね〜(笑)。

なる Freshに向けた練習期間は、よりいいものを求めてガツガツ話し合ったので、各々が初めてさらけ出した部分も多かったと思います。

りんか 衣装の生地で揉めた気がする……。

なる そう! 深緑色の衣装を作ることに決めたんですけど、生地の買い出しに行ったとき、イメージする色味がバラバラなことが分かって。各々が生地を指差しながら「私の緑はこれ!」って(笑)。衣装作りを担当してくれたみみたんは、わちゃわちゃするメンバーをそっと見守ってくれて、お姉ちゃんみたいでした。


(※5)UNIDOL 2024 Summer 決勝戦では、Prismileは入賞を逃している。
(※6)UNIDOL 2024 Fresh in KANTO 

 

──みみさんは、揉めている様子を見てどう思われましたか? 

みみ なんか揉めてるな~と思いましたね(笑)。でも世界観を作り込むための話し合いだったから、いくらでも悩んでいいよという気持ちで見てました。

なる 9期だけで出る初めての大会だったので、よりいいものを作るために日々揉めてた感じですね。

りんか 悪い揉め方じゃないもんね? 結局言い合ったことでいいものになっていったし!


なる(左)、まりん(右)。

数百名いるUNIDOL演者の中でも目立てるのが私たちなのかなって。

──勝ちを狙いに行く原動力はなんですか。

なる 一回悔しい思いをしているのが大きいです。思うような結果が出なかった夏決勝を経て、もっと上を目指したいという闘争心が出てきました。

まりん 私たちを育ててくれた6期さんが、決勝の舞台で一度も優勝することなく引退してしまったんです。だから私たちが結果を残して、6期さんに育ててもらったから優勝できたんだって言いたいです。

みみ 私は、夏決勝のときに6期生の先輩が話していたことがすごく心に残っているんです。UNIDOLにはプロがいない。正解がないから、いくらでも上を目指せるんだよって。それを聞いて、常にいいものを目指していこうと思うようになりましたね。

 

──9期生の皆さんにとってUNIDOLとは。

なる 私の居場所。

みみ 自分次第で輝ける場所かな。

まりん 全力になれるもので、今の生きがいだし、ですね。

りんか 人生なのかも。職業にしたいという訳ではないけれど、「一夜限りの “アイドル” 」ってコンセプトがいいなと思ってる。大学生活は4年間って決まってるし、限られた時間で好きなことをして過ごしたい。

うらら UNIDOL演者になる前も後も、変わらず大好きな場所です。大学生って人生最後のがむしゃらに頑張れる期間だから、人生で一番成長させてもらっている場所だなって思います。

 

──9期生の強みはなんでしょうか。

まりん みんな顔が可愛くてパフォーマンスが強い! 初心者だったみみとうららもメキメキ上達しているので、越されるのが怖いです。

りんか みんな個性があって、SNSも頑張ってるし、ステージ上でもSNSでも埋もれない存在だと私は思います。数百名いるUNIDOL演者の中でも目立てるのが私たちなのかなって。4年生になったとき、この界隈では名を知らぬ者はいないぐらいになるまで登り詰めたいです。

まりん なれると思う。

りんか なれる? なるでしょ。

なる みんな華がある! 5人揃ってこそのプリスマ9期だよねって言ってもらえるようになりたいです。

みみ 体力面でも精神面でも強いです。大会の練習って想像以上にきついことがたくさんあるんです。でも、みんなが弱音を吐いてるところはあまり見たことがないですね。

うらら みんなすごく尊敬できる部分があって。同期でこんなにも尊敬しあえる関係は今までなかったので、そんな人たちと活動できるのが強みです。

 

──UNIDOL演者として今後どのような姿を目指していきたいですか。

りんか 観客や演者さんが見たときに目を奪われる存在になりたいです。

みみ 私は、大勢の人にすごいねって言われるよりは、後ろで支えたいです。みみが支えてくれてよかったと思ってもらいたい。

なる 私は、ステージになるがいたら安心だねって思われるような存在になりたいです。特にパフォーマンス面で信頼されたいですね。

まりん 自分のパフォーマンス力の限界まで到達したいのと、他チームから脅威だと言われる存在になりたいです。次の大会まりんいるじゃん、やばいよって(笑)。

うらら 私は、6期さんや8期さんのような憧れを抱いてもらえる先輩になりたいです。


りんか(手前)、うらら(左奥)、みみ(右奥)。