第五回のゲストは、早稲田大学お笑い工房LUDO23期のコンビ、ワンウィークの越智薫子さん(右)と畑中結名さん(左)。中高時代からの友人であるお二人に、今の活躍に繋がるエピソードをたっぷり伺いました。
ー学生芸人を始めたきっかけは何ですか?
ー中高時代から仲が良かったんですね。中高時代から今の活動に繋がっていることはありますか?
ー(笑)逆に変わったことはありますか?
「ネタ作りが一番楽しい」
ーコンビ名の由来はありますか?
越智:これは私が出した案なんですよ。誕生日が1週違いだからワンウィークって言ってるんですけど、実は私の中では二人の違うところがうまく作用したらいいなっていうのがあるんです。
畑中:え? どういうこと?(笑)
越智:お互い4月生まれだから「4月ズ」とかでもよかったけど、あえて違いを表現している方を名前にしました。1週間分ぐらいの性格の違いが出たらいいなって。
畑名:初めて知りました(笑)
―コンビ活動をしていて楽しいのはどんなときですか?
畑中:ネタを考えているときが一番楽しいです。
越智:私も。夜中にネタを考えて爆笑したりするのが楽しい。あと、ライブ前に練習でカラオケに行って、普通に歌う時間とか。遊んでからそのままライブに出て、楽しい一日になるのも好きです。
―ネタ作りはどのくらいの頻度でされていますか?
畑中:ライブに出るたびに新しいネタを作ろうと思っていて。1週間か2週間に1回ライブがあるので、そのくらいの頻度ですね。
―お二人で集まって話しながらネタを作られているのですか?
畑中:深夜にテレビ電話をしながらです。深夜が一番活性化してる(笑)
―失敗したことや、やらかしたことはありますか?
越智:(歌手の)MISIAのネタがあるんですけど、ライブ当日に「包帯を頭に巻きたい」とふざけて思いついたんです。ただ、すぐにやらなきゃいけなかったのに、包帯はもちろん頭に巻くものを何も持っていなくて。代わりに、その日に着てたコートとかを全部1メートルくらい積み上げて、ガムテープで止めてそのまま出ちゃいました。それはある意味やっちゃってるかもしれない(笑)
畑中:めちゃくちゃウケはしました(笑)
―(笑)
畑中:あと、普通にネタ中に笑っちゃうっていう。最近それが加速しちゃってて、かなりまずいなとは思ってます。
―大会とかでも結構……?
畑中:大会では頑張ってこらえてるんですけど(笑)ちょっとニヤっとしちゃったりとか。
越智:畑中がすごい笑ってるので、私も笑っちゃうようになりました。
ワンウィークのキャッチコピー
—ここで、お二人が考えるワンウィークのキャッチコピーをご記入いただけますか?
越智:私考えてきた。
畑中:やばい! 今いいの思いついたんだけど、イタい感じになっちゃうかも。
……できました!
—では一斉にお願いします!
二人:せーの、どん!
—おお〜! かっこいいですね!
—(笑)お二人とも似ていますね! このキャッチコピーにした理由は何ですか?
越智:本当に類を見ない……(笑)どの学年見ても、学校に同じようなことしてる人が一人もいなくて。他にも靴飛ばしとか、お弁当をとめているゴムをここ(頭)につけて「ゴム飛ばし選手権」をやっていました。どれだけ飛ばせるかを競って。
「ゴム飛ばし選手権」のために越智さんが作成した動画の一部
畑中:そういうのを昔からやっていて、今の活動でもそのときのノリを大事にしているので、これ(「お嬢様学校の問題児」)にしました。
—かなり意図的に面白いことをやられていたんですね。
畑中:そうですね。ちゃんと家で考えてから学校に行っていました(笑)
「やりたいことをやる」大学生活
ーここからは大学生活との両立についてお伺いします。
早稲田大学に入ろうと思ったきっかけは何ですか?
畑中:大学を選ぶ時期に、ちょうどニューヨークのラジオをYouTubeで聞いちゃったんです。当時は地方の大学を目指してたんですけど、それを聞いて「地方じゃ大学お笑いをできない」ってなったんですよ。それで、ちょうど早稲田の推薦があったからという感じですね。
越智:私はオープンキャンパスで見た早稲田の文化構想学部が良すぎて……って感じですね。他の大学でも同じような学部を探しました。
ーお笑いには週何時間くらい費やしていますか?
越智:土日はほぼ毎週ライブで、毎回3時間くらいかかります。
畑中:ライブはネタを考える時間も込みで5,6時間くらいかかります。
ーお忙しいですね。学生生活と両立するコツはありますか?
畑中:ライブは夜からなので、ライブまでの間に課題をやることも多いです。
越智:平日の夜のライブに出ることもあるんですけど、私は文構(文化構想学部)が大好きなので授業に出たいんです。
でも、学部入学式で学部長に言われた「自分のやりたいことをやっていいんです。授業に全部出ることが完璧じゃなくて、やりたいことがあればそっちの方がいいんです。」という言葉が心に残っていて。だから、一回くらいなら授業より貴重な経験を優先させてもいいかなとも思ってます。
—最後に、ワンウィークとしての今後の目標を教えてください。
畑中:大規模な大学お笑いの大会の決勝に二人で行きたいですね。大学芸会とか。やっぱりいい思い出になるので。
お笑いサークル連盟が企画・運営している大学お笑いの大会。2011年より開催され、現在、学生を対象としたお笑いイベントとしては日本一の規模となっている。 (大学芸会 HPより )
越智:私はそれもありつつ、このままやりたいことをやり続けて、みんなから愛されるコンビになりたいです。OBにおみそしる。という方がいて本当にみんなから愛されていたので「そういう感じになりたいね」と話しています。
おすすめの学生芸人
―お二人が面白いと思う、早稲田大学のお笑いサークルに所属する学生芸人を教えてください。
畑中:4年生は、プロの方たちが多くて私たちがどう頑張っても及ばないと感じますね。照山おうちごはんさん、惹女香花さんとか。同期で私が好きなのは、ナユタ。知的なボケが多くて、脳をくすぐられます。後輩だとハマタ残機ゼロ。一人でフリップネタをやるんですね。マンガみたいで劇画調の絵で、それがあんまりないテイストだなと思います。
越智:4年生だと肉食いジーヌさん。普段の会話でも惹女香花さんとボケ合っていて、面白くて笑っちゃいます。同期もみんな面白い。女の子が多い代なので、一緒に頑張っていきたいなと思いますね。後輩だと私もハマタ残機ゼロですかね。ネタを送ってきて感想を訊いてくれることもあります。発想が他にはなくて面白いなと思います。
第六回はワンウィークさんにご紹介いただいた照山おうちごはんさんのインタビューです!
ぜひ続けてお楽しみください。
早稲田大学お笑い工房LUDO23期に所属する越智薫子・畑中結名によるコンビ。主にコントを行う。1月に開催された大学生お笑い冬の大会「アルティメットレクリエーションフェスティバル2023」では決勝に進出した。
越智薫子
2002年4月28日生まれ。神奈川県出身。早稲田大学3年。早稲田大学お笑い工房LUDO23期。
畑中結名
2002年4月21日生まれ。神奈川県出身。早稲田大学3年。早稲田大学お笑い工房LUDO23期。
別媒体によるワンウィークさんのインタビューが「note」にて公開中!お二人の新たな一面が垣間見える内容となっておりますので、こちらと合わせてご覧ください。
「ジャニーズ・スペシャルインタビュー:ワンウィーク《全編》『始めなければ、何も始まらない』|智薫」
https://note.com/balmy_breeze/n/ndf002c8bf933