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サークルでアイドル!? 早稲田UNIDOLチームクロストーク

ステージの上での輝きを夢見て、アイドルコピーダンスに情熱を注ぐ大学生たちがいる。彼女たちが青春のすべてを懸けて目指すのは、大学対抗女子大生アイドルコピーダンス日本一決定戦「UNIDOL」の頂点だ。今回は早稲田大学が誇る全4チーム――夏目坂46、ももキュン☆、Prismile、君はトキシックを迎え、大学生活のリアルな一面から、UNIDOLに懸ける想いまでじっくりと語ってもらった。

 

座談会メンバー紹介

右からみっちー、れいあ、かなえ、ほたる

みっちー:坂道系を得意とする夏目坂46に所属。国際教養学部の3年生。

かなえ:AKB48やテーマ性のあるセットリストが特徴のPrismileのリーダー。先進理工学部化学・生命化学科の3年生。

れいあ:ハロプロを中心にコピーするももキュン☆のサブリーダー。文学部英文学コースの3年生。

ほたる:=LOVEなどを得意とする君はトキシックのリーダー。文化構想学部複合文化論系の3年生。

 

クロストーク

――UNIDOLの大会に出ると忙しいと思いますが、学業との両立はできていますか?

かなえ:今年の夏は本当に大変でした! 専門実験が入っちゃって、週1でレポートを書かなきゃいけなかったんですよ。土日はPrismileの深夜練があるので、徹夜で月曜提出のレポートを書いてから1限に行くっていう生活でした。

みっちー:国際教養学部は留学が必須なので、学業を優先して最近は全然大会に出てないです。

ほたる:留学はどこ行くの?

みっちー:オランダです。ヨーロッパに行きたくて。

一同:いいな〜!

れいあ:私は英文学コースなので、一生翻訳をしています。今日も分厚い辞書を持っていて。見ます? あ、スパンコールついてる(笑)。

かなえ:ももキュン☆の衣装スパンコール多いから(笑)。

れいあ:衣装担当なので至るところにスパンコールがくっついちゃうんですよ。あと、一人暮らしなので生活リズムが乱れまくっているのも悩みですね。

みっちー:一人暮らしなのに家にミシンあるのすごくない?

れいあ:1年生の頃、「衣装担当になるから」って誕生日にお母さんに買ってもらった。

ほたる:一人暮らしすごいなあ。私は文化構想学部なのであまり忙しくありません。複合文化論系は易しい授業しかなくて、アイドルソングの研究とかしてます。

 

――みなさんの好きなアイドルについて教えてください。

ほたる:元乃木坂46の齋藤飛鳥ちゃんからアイドルにハマりました。次に元=LOVEの齊藤なぎさちゃん。地下アイドルだと、元パラディークの新谷真由ちゃんが好きです。

かなえ:PrismileはAKB48をよくやるんですけど、私は元々ハロオタだったんです。生涯の推しは元モーニング娘。の佐藤優樹(まさき)ちゃんももちや、ももクロの佐々木彩夏ちゃんはプロ意識が高くて好きですね。

れいあ:高校のときに元モーニング娘。の道重さゆみちゃんに出会って、アイドル好きになりました。あとはHEROINESの白雪姫乃ちゃんが好きです。

みっちー:私は高校までアイドル全然興味なくて。たまたま雑誌で見た日向坂46の小坂菜緒ちゃんからハマりました。他には乃木坂46の中西アルノちゃんも好きです。

 

――UNIDOLを知ったきっかけ、それぞれのチームに入ったきっかけを教えてください。

れいあ:ダンスサークルに入りたいなと思って、公認サークルのサイトで調べたんですよ。そしたら、アイドルコピーダンスサークルがあるってことを知って。「じゃあここで」みたいな感じで(笑)。即決でした。

ほたる:高校でアイドル好きの子と仲良くなって、『ラブライブ!』みたいなのやりたいねって話してたんです。でも、コロナ禍で上手くいかなかったんで、大学でやることに決めました。その友達は今慶應のチームで活動しています。

みっちー:受験期は=LOVEにハマっていて、死ぬほど動画を見てたら、本家に混じって夏目の動画が出てきたんです。それがきっかけで、坂道系も好きだったから「ここ入りたい」って。UNIDOLもそこで知りました。夏目には早大生しか入れないと思っていたので、早稲田大学の受験を決めました(笑)。

 

——UNIDOLを全く知らない人に向けて、UNIDOLの魅力を伝えてください。

みっちー:まさにリアルラブライブ。けど、『ラブライブ!』知らない人だと説明がムズい。

れいあ:UNIDOLを知らない友達でも、大会に連れてきたらハマってくれる。でも来てもらうまでが難しい。

かなえ:大会のチケットが割高だよね。

みっちー:あと自分のパフォーマンスが7分半しかない。でも、来てくれた友達から同じ大学生が頑張ってるところ見てすごい刺激を受けた」って言ってもらえる。

かなえ:分かる。部活動の集大成の大会とか見てると泣けてくるじゃん。UNIDOLの大会ではあれに近い感動がある。

 

——UNIDOLの大会には友達をどう誘っているのですか?

れいあ:最初は説明が難しくて……。でも最近は周りにUNIDOLを知ってる人が多くなってきてる。

みっちー:でも中途半端に知ってる子たちからは「アイドルやってるんでしょ?」っていまだに言われる。

ほたる:とりあえず歌ってないことだけは全力で説明するよね。

 

——お互いのチームの魅力を紹介してください。

【夏目坂46】

かなえ:やっぱスキル! 一人一人は上手いけど、全体は揃ってないチームってあるじゃん。夏目さんは悪目立ちするメンバーがいない! まさに一糸乱れぬダンスって感じ。

ほたる:夏目さんがよくやってる坂道系の曲って腕の振りが速くて細かいのに、その角度が全部揃ってて、全員に糸がついてるとしか思えない。

かなえ:あと踊りが揃ってるだけじゃなくて、本家のエッセンスをちゃんと抽出してる。衣装もそっくりだし、セットリストの流れも綺麗で、坂道系に寄せてるな~って感じがする。とにかくリスペクトに溢れるチームです!

 

【ももキュン☆】

かなえ:ももキュン☆はやってほしいこと全部やってくれる!!

ほたる:今回の夏予選で全体通して一番好きだったのがももキュン☆さんの1曲目のアンジュルム「I 無双 Strong!」。始まった瞬間にステージの奥からももキュン☆さんが前に出てくる振りで、圧倒された。ハロプロさんの迫力を一番力強く表現できる、素晴らしいチームだなと思います!

みっちー:全員の佇まいや表情から「勝ちに行く!」って思いがすっごい伝わってくる。それが魅力だなって思う。

 

【Prismile】

れいあ:こないだの冬決勝は世界観が出来上がってた。Prismileは48系もハロプロ系も地下アイドル系もできるし。特に3曲目のまねきケチャ「きみわずらい」っていうオタク全員が大好きな曲をPrismileのカラーで出してきたから、もう腰が抜けた……。そういう一面も好きだし、AKB48みたいな赤チェックの衣装を着たPrismileさんも大好き。平成の48系のがむしゃら感を忠実に再現してるのが素晴らしいなと。

みっちー:Prismileさんが制服で踊ってた≒JOY「超孤独ライオン」が超かっこよかったです!! そういう曲もできちゃうのがすごいなって思う。

 

【君はトキシック】

かなえ:顔が可愛すぎる!! どの子もそれぞれカラーがあるんだけど、ビジュアルにまとまりがあるから、アイドル感がすごい。

みっちー:みんな顔ちっちゃくて、かわいくて、足が細いから本当にアイドルみたい。

ほたる:嬉しい! 代々細いメンバーが多いから、衣装はもうとにかく腹も脚も出す! スカートも一人ひとりが一番可愛い状態になるように、それぞれ違う丈にしてるんですよ。

かなえ:パフォーマンスも綺麗にまとまってて、毎大会出てる訳じゃない分、出場する人の熱量がすごいのがきみトキだなと思ってます。毎回出場メンバーとセトリが一番気になるのがきみトキさん。

 

――UNIDOLに熱中しすぎてやらかしてしまったエピソードがあれば教えてください。

かなえ:今年はUNIDOLを頑張りすぎて落単しちゃいそうで。衣装が作り終わっていないとかで、休みを取りまくってます。

れいあ:私は衣装制作でめちゃくちゃスパンコールを使うんですよね。だから、今部屋中がスパンコールだらけで……。散らかしすぎて、ここ最近で一番大変なことになってます。

みっちー:1年生の時に出たUNIDOLの夏予選は初めての大会で、まだ大学にも慣れていなくて。一人暮らしなんですけど、掃除をする時間が取れないくらい忙しくて、家が散らかりすぎて足の踏み場がない状態でした。

ほたる:私の場合授業が楽なので、あんまりみなさんのようなやらかしはしていません。徹夜で衣装を制作した後に朝から大学やバイトに行くときでも、とりあえず行っちゃえば何とかなるので。行くだけで偉いよねーという気持ちでいます。

――大会期間はみなさん徹夜なのですか?

ほたる:というより、計画性がなさすぎて……。大学でやることを全部終わらせて、帰宅してから衣装づくりを頑張ってます。

かなえ:衣装は本当に大変で。昼休みに理工キャンパスの「ものづくり工房」で縫製してます。毎回30分とかで帰らなきゃいけないんですけど、マネキンがあるのがよくて。ちりつもで頑張ってます。

みっちー:ものづくり工房のミシンはハイテクすぎて使えないので手縫いで作ってます(笑)。

一同:えーー!

 

──みなさんにとってUNIDOLとは?

かなえ:私、UNIDOLをやりたすぎて進路が変わるかもしれない。4年生になってもし研究室に入ったら、週6で大学があって、絶対UNIDOLはできないじゃないですか。でも、別のコースに行けば、もしかしたら授業が週1になるかもって考えてて。

一同:えー!!

かなえ:人生を狂わされてるって言っても過言じゃない(笑)

れいあ:ももキュン☆入ったおかげで、同期の友達もできるし、先輩はすごくいい人たちだし、後輩もすごく面白いし……。人生が超華やかになった。UNIDOLやってない大学生活が考えられないくらい。

みっちー:早稲田受験から人生が狂わされてますオーディションに落ちる可能性とかも考えずに受験しました。あと、国際教養学部のほとんどは2年生で留学に行くんですけど、私だけ早稲田祭のステージのために1年留学を遅らせるっていう(笑)。

ほたる:大切なみんなに出会えた素敵な文化かなどんなことでも仲間と一緒に頑張ればできるようになることが実感できて、努力を認め合えるところがいいなって思う。

 

 

ーここからは『ワセキチ』未公開エピソード!ー

――以前からダンスはされていましたか?

れいあ:全然やってないです。高校のときは生徒会で、ダンス部とは予算折衝とかでむしろバチバチで。でもキラキラしてるのがちょっと羨ましかったんだよね。だから今度こそは私が、みたいな。

かなえ:私も生徒会でした! 高校の時は色々やってて、アルトサックスでジャズをやったり、陶芸やクイズ、オタク向けの冊子を書いたりしてました。

 

――それほどたくさんのことをされていたのに、今はUNIDOL1本なのですね。

かなえ:一つのことに向かって頑張るのが好きなタイプだったので。『マイルストーン』(早稲田生が愛用する履修やサークルなどの情報が載っている冊子)でUNIDOLを知ったんですけど、体験練習の日程が合ったPrismileを選びました。行ってみたら楽しかったから。

みっちー:高校生のときに一応ダンス同好会に入ってて、学園祭で日向坂46を踊って盛り上がるみたいな(笑)。他には写真部に入ったり、クイズ同好会に名前だけ残したり、色々やってました。

 

大質問大会

かなえ:夏目さんはいつも1曲目の掴みが上手いなって思ってるんですけど、どうやって曲を決めているんですか?

みっちー:1曲目は「夏目だ!」って思わせられる曲を入れようと頑張ってる! しなやかだったり静かな曲を持っていくようにしています。坂道は絶対1曲は入れることにしてて、坂道とそれ以外でいつもセトリを組んでます。セトリ会議は1曲目を選ぶのにいつも苦労してる……。

かなえ:曲決めるの大変だよね。他のチームも気になる!

ほたる:きみトキは人数が少ないから、少人数でも映えるフォーメンションの曲を選ぶようにしてる。坂道とか難しいから羨ましい。

かなえ:うちも人数が多くないから出る人に合わせて曲を決めてる。

れいあ:軸となる曲を最初に決めてそれに付随するように他の曲を決めてる。一貫してパワフルっていう伝統はずっと続けてるかな。メンバーの個性に合わせはするけどハロプロは欠かせない! でも最近ハロプロにいい新曲がでない……。

 

――出場者のあるあるネタなどはありますか?

れいあ:出場者だけにグループ名を伏せてセットリストが配られるんですけど、どこのチームかを当てるのが楽しいです。Prismileは本当に当てられない。

かなえ:当てられないようにしているのでよかったです(笑)。ももキュン☆はわかりやすいよね。

れいあ:それくらいでいいんですよ。

みっちー:新しいグループのセトリ見ると「こうきたか!」ってならない? 固定観念を壊されるというか。

かなえ:わかる! 曲中のMCとか新グループだからこそだよね。

れいあ:あとどんどん大会でできる曲がなくなってくる。

みっちー:アイドルの新曲が出るたびに「大会でできるやつかな!?」って目で見ちゃう(笑)。

 

――他に気になることはありますか?

みっちー:ももキュン☆さんの衣装が気になります。他の3チームは参考にしているものが分かりやすいんですけど、ももキュン☆さんはどこを……?

れいあ:ハロプロの衣装を参考にしてるんですけど、一般人が着るには難しい部分は上手く変えています。やっぱり肩とお腹と脇は出すし、スカートはミニ、大会ではスパンコールをつけるのがこだわりです!

かなえ:思い出したのが「RIDE(早稲田のパフォーマンスサークルが集まる合同新歓公演)」のときのこと。私たちは大隈講堂の外で待機していたんだけど、ワイシャツ、スカート、ジャケットまで着てたのにめっちゃ寒かった。でも、ももキュン☆さんが来た瞬間、「寒いね」って言えなくなった(笑)。

れいあ:マジで寒かった……。あと気になるのはみんなって衣装のレパートリーいっぱいある?

かなえ:Prismileは大会に出るメンバーの分しかつくらない。共通の衣装は赤チェックともう1着くらいしかないから、うちが学内で呼ばれるときは絶対赤チェックになる。 

ほたる:うちは全然ない……。

れいあ:少人数だもんね。

ほたる:早稲田祭で着るようなチームカラーの紫の衣装も今ないから困ってるんだよね。 

みっちー:うちも大会に出るメンバーの分しかつくっていないから、同じ衣装を全員が持っているのは早稲田祭と宣材写真の衣装くらい。 

れいあ:うちは贅沢だ……。衣装のレパートリーいっぱいあるもん。

みっちー:もうひとつ聞きたくて。私、留学するから家の整理をしてるんだけど、衣装がありすぎて……。

ほたる:やばいよね!

れいあ:夏目の衣装はかさばりそう。うちはかさばらない。 

ほたる:だからいっぱいつくれるんだ(笑)。 

みっちー:もうすでに衣装が段ボール2箱分くらいで、まだありそう……。

ほたる:衣装ってハンガーにかけたくない?

みっちー:そう! だけど場所がない!

ほたる:だから「先輩衣装貸してください」って言われて探しても紛失しがち。 

かなえ:私は小さい紙袋に衣装をパンパンに詰めて、必要なときに紙袋ごと持っていきます。

みっちー:なるほどね。賢い。