UNIDOLとは?
UNIDOL(ユニドル)は、「大学対抗女子大生アイドルコピーダンス日本一決定戦」のこと。全国の女子大学生がアイドルの楽曲・振付をコピーし、その完成度と表現力を競い合う大会である。予選大会は札幌・東京・名古屋・大阪・福岡の全国5都市で開催。各地の予選を勝ち抜いたチームが決勝大会へと進出し、日本一の座を懸けてパフォーマンスを披露する。2012年に第1回大会が開催されて以降、NHKホール・Kanadevia Hall(旧TOKYO DOME CITY HALL)・Zepp DiverCity(TOKYO)など、数々の大型会場を舞台に大会を重ねてきた。審査ではダンスの完成度に加え、衣装や構成・ステージ演出・表現力や個性なども総合的に評価され、毎大会各業界の著名人が審査員として参加している。各チームがアイドルへのリスペクトと個性を掛け合わせたパフォーマンスを披露し、毎大会レベルの高いステージが繰り広げられている。
直近の大会では、慶應義塾大学「さよならモラトリアム」(UNIDOL 2025 Summer)、早稲田大学「夏目坂46」(UNIDOL 2024-25 Winter/UNIDOL 2024 Summer/UNIDOL 2022-23 Winter)といったチームが優勝を果たしている。また、UNIDOLの決勝大会や各チームのパフォーマンス映像は、UNIDOL実行委員会公式YouTubeチャンネルにて公開されており、アイドルコピーダンスの魅力や大会の雰囲気を知りたい人はぜひチェックしてほしい。(UNIDOL実行委員会公式YouTube)大会の最新情報や開催告知は、UNIDOL実行委員会公式X(@UNIDOL_EXCO)で随時発信されている。さらに、運営を担うUNIDOL実行委員会の母体組織「学生団体UNIEVENTS」では新規実行委員の募集も行っており、様々なイベントを運営している。詳細は新歓アカウント(X:@ue_shinkan Instagram:@ue_shinkan)を確認してほしい。さらに姉妹大会として、「大学対抗K-POPカバーダンス日本一決定戦」《UNIKP》や、高校生を対象とした「高校対抗女子高生アイドルコピーダンス決定戦」《Highdol》なども開催。各大会の詳細は、公式SNSを通じて発信されている。

提供・協力:UNIDOL実行委員会
🎀インタビュー本編
今回お話を伺ったのは、Prismileから8期生のもあさん(左)とみきさん(右)。持ってきてくださった衣装は「UNIDOL 2025 Summer supported by 17LIVE 関東予選」の衣装です。

――衣装をつくり始めてから完成するまでのプロセスはどんな感じなんですか?

もあ:今回持ってきたのが2025年の6月にあった夏予選の衣装です。衣装に関しての会議を4月のはじめに始めました。大会でやる曲が決まったあと、一度全体でZoom会議をして、今回はどんな衣装にしたいかをみんなに聞きます。それを踏まえて、衣装係を中心に、具体的なデザインを決めたり、イラストに起こしたりしました。

:制作の際に使っていたノート。
もあ:この時は私が書いて、トップスも3パターンくらい用意しました。最終的には色をつけないとイメージが湧かないので、こういう感じで……。

:3パターン分のトップス(1着目)のイラスト。「みんなに相談して、修正して……を繰り返して完成しました」。
――デザインが決まったあとは……?
もあ:布を買いに行く前に、決定したデザインをもとに型紙を決めます。それによって使う布の量が変わるので。いつも使っている型紙のサイトを見ながら、使えそうなものを選んでいます。
――布選びには結構迷いますか?

みき:そうですね。 例えば今回は、1着目の生地選びに迷いました。暗すぎると1曲目(おもいでしりとり / DIALOGUE+)に合わないし、明るいと2着目のキラキラさせたいイメージと似ちゃうし。それで異素材にしようっていう話になりました。暗くなりすぎないターコイズにしつつ、レザーやベロア、スパンコール、ツイルとか色んな生地を使って2着目との違いを出そうとしました。
――布が決まったあとは……?
もあ:次は担当を振り分けます。どのくらい作業できるかをみんなに確認してから、各々にお願いしています。
――衣装係だけではなく、チーム全体でつくるんですね。
みき:ミシンが家にない子もいるし、大会なので練習に力を入れたいので、出場しないメンバーで手伝ってくれる子がいたらお願いしています。
――作り始めてから完成するまではどのくらいかかりましたか?
もあ:2ヶ月くらいですかね。練習と両立しなきゃいけないので、結構時間はかかっています。
――衣装デザインのインスピレーションはどこから得ているんですか?
みき:大会では大体3曲踊るのですが、その中でいちばん軸としている曲の衣装を参考にしています。例えば、今回のパフォーマンスの2着目は、3曲目でしか披露しなかったので、そのアーティストさんが着ている衣装を元に考えることになりました。
もあ:本家リスペクトでほぼそのまま再現したんですよ。これが元になったわーすたさんの衣装です。
わーすた(WASUTA)「グレープフルーツムーン」Live Video
もあ:本家は4色なんですけど、私たちは6人いたのでそれぞれのメンバーカラーにして。完成したのがこちらです。

もあ:フリルの感じを頑張って再現しました。
――衣装の制作費用はどのくらいかかるんですか?
みき:ものによりますね。大会衣装にはしっかりお金をかけるのですが、逆にイベント衣装とかはめちゃくちゃ抑えます。
もあ:今回の衣装だと、1着目と2着目を合わせて1人1万8000円でした。
みき:布が高いので、より安く高級感のある布を使って、衣装を高見えさせるように意識しています。
――裁縫の経験はありましたか?
もあ:え~、授業でやったくらい(笑)?
みき:私も全然やったことがなくて。なんなら衣装係になったのも去年の冬ぐらいで。

――衣装係になったきっかけは何ですか?
もあ:私はプリスマに入ってすぐ衣装係になりました。他にできることがなかったので。
みき:そんなことないよ~(泣)。
もあ:ダンスも経験者じゃないから教えられないし、映像もセンスに自信がなかったので……。でも裁縫なら、先輩に色々教えてもらえば初心者でもできそうだったし、そんなに苦手意識もなかったので、「やってみようかな」と係になりました。
みき:私はもあちゃんからご指名をもらいました。プリスマに入った頃はこれといった役割もなく、曲リーダーとか自分の衣装の裁縫をやるくらいでした。最近になって、人手不足で衣装係への移行が自然に発生したという感じですね。だから裁縫の経験がなくても全然できます。
――衣装をつくるにあたっての知識や技術はどこから学んでいるんですか?
みき:全部先輩から教えてもらっています。布の選び方と、それこそ衣装替えのつくりは特に難しいんですよ。スカートの広がり方とかを計算して、布を二重にしたりつなげたり……、色々な技術が先輩から受け継がれているんです。

――衣装制作で苦労や失敗をしたエピソードがあれば教えてください。
みき:布を切るのが本当に大変で……。地道な作業だし、パーツも人数も多いので腰が痛くなります。でも1人で切った方が絶対に無駄なく布を使えて安く済むんですよ。テトリスみたいな感じで、パーツがうまくはまるように組み合わせられるので。
もあ:パフォーマンスする人数が多いときだと、それこそ布を調達するのも大変ですね。2025年の夏決勝では3mの布が15人分必要だったので、買い占めみたいになっちゃって(笑)。店に置いてある1巻きでは足りなくて取り寄せたこともあります。
みき:「布が多すぎて時間が足りない!」ってなりましたね。
――逆に、努力の末に成功したエピソードはありますか?
みき:私はそれぞれの体型に合わせてつくることを意識しています。ブカッとしていたり、逆に動きづらそうだったりすると悲しいですし。実際に自分がつくった服を着ているのを見た時、うまくフィットしていると「あっ、ぴったりだ!」ってテンションが上がりますね(笑)。
――Prismileさんは衣装のデザインや色をメンバーごとに変えていますが、どうやって差別化してるんですか?
みき:衣装の色は希望を取ってることが多いです。今回の2着目はメンカラをそのまま当てはめると寒色が多くなっちゃうので、先に色を考えてからアンケートで決めました。
もあ:1着目の場合は6人で3パターンのデザインがあったので、実際の曲の立ち位置を考えて、左右対称に配置されたときにいい感じに見えるように決めてました。
――衣装以外の小物、例えば靴やアクセサリーはどうやって選ぶんですか?
みき:靴は踊りやすさがとにかく大事なので今回はスニーカーにしたんですよね。アクセサリーは、1着目にも2着目にも合う色を各自でつくったり買ったりしました。
――早着替えにはどんな工夫があるんですか?
みき:衣装替えは2パターンあって、「脱ぎ捨て」「変身」と呼んでいます。今回は「変身」の方でした。マジックテープを取ったら2着目のスカートが下りてくるんです。

苦戦したところは、2着目の素材選びです。硬めの素材だと、マジックテープを取っただけじゃ衣装が落ちてこないことがあって。
もあ:あと、トップスは2着分重ねているので、着ぶくれしないように工夫しましたね。すごく薄くてサラサラの、シワが付きにくい生地を選びました。
――衣装替えの練習もされるんですか?
みき:めっちゃします! 絶対失敗したくないんです。そこで減点されるのは嫌なので。
――1着目の衣装を制作する際に工夫したところを教えてください。
みき:この衣装は何枚も布を重ねてるんですけど、全体的な立体感を同じぐらいにするために場所によって重ねる布を調節しました。すごく硬くて縫いづらかったです(笑)。
あとは、背中をちょっとクロスみたいなデザインにしたんですけど、そしたらちょっとファスナーに支障をきたしてしまって……。なので、クロスの部分をボタンで留められるようにしました。

――特にこだわったポイントはなんですか?
もあ:素材感がいい感じになるように、というのは考えましたね。ちょっとブラウスっぽい生地を使ったり、ここはレースでここはレザーでみたいな感じで、生地の組み合わせには結構悩みました。リボンや布の色味選びにも葛藤しましたね。

――2着目のこだわりも教えてください。
もあ:トップスのレースを重ねて、本家をリスペクトしたところがこだわりです。メンカラの色のフリルを集めて、順番に何個も重ねて縫いました。8個も重ねたんです。レースの幅にもこだわっていて、どれぐらいがいちばん可愛く見えるかを、まち針で留めながら考えました。

――サークルとして、衣装全体を通して一貫してるコンセプトはありますか?
みき:私たちのコンセプトは“王道可愛い”なんですけど、最近は割と色々な衣装を着てますね。ただ、私たちの衣装は他のチームよりノースリーブやお腹出し、肩出しは比較的少ないので、そういったところで差別化できているのかな。
――ありがとうございました。
🌈早稲田大学Prismile

次回は早稲田大学を飛び出し、こだわり抜いた高級感が光るあのチームにインタビュー!お楽しみに🙌