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【早大学生芸人の現在地】第二回・ 「ホットコーナーをやりたくないと思ったことがない」 自然体で歩んだコンビの4年間

連載企画「早大学生芸人の現在地」は、
早稲田大学のお笑いサークルに所属する学生芸人を取材し、
活躍する彼らのありのままの姿に迫る連載企画です。

 

第二回のゲストは、早稲田大学お笑い工房LUDO21期のコンビ、ホットコーナーの森川蓮さん(写真右)と鈴木一平さん(写真左)。大学1年生のときから4年間コンビを組み続けているお二人だからこそ感じる、学生芸人の活動の悲喜こもごもを伺いました。

 

 

結成の決め手は「好きなお笑いの温度感」

―学生芸人の活動を始めたきっかけは何ですか?

鈴木:僕は高校の頃からお笑いを見るのが好きで、クラスの中ではお笑い好きな方だと思っていました。そして、試しにLUDOの新歓ライブに行ったら面白かったんで入ったという感じですね。ありきたりなんですけど。

森川:自分も高校のときからお笑い好きだったし、文化祭のときに人前でお笑いをやったりもしていました。それで自分のこと、なんか面白いんじゃないかと思っちゃって(笑)高校のときにお笑いサークルというのがあると知って、いくつかある中でもLUDOが一番大きそうだなと思って新歓ライブに行って。面白かったんで入っちゃいました。

 

―当時はどういった芸人さんがお好きでしたか?

鈴木:僕は中学、高校くらいからずっとネタが面白いなと思ってたのは、ダイアンさんとニューヨークさん。今でもネタ番組とかに出てると見ますね。

森川:僕もダイアンさんが好きで、最初そこから仲良くなったところがあります。

 

―ダイアンさん好きというので意気投合されたんですね!

鈴木:お笑いを見ている感じがちょうど同じでしたね。お笑いの好き度が似てたというか。

森川:お笑いサークルに入ると、本当にテレビに出てないような芸人さんを好きなやつもいっぱいいるんですよ。本当にお笑い好きだったやつ。

鈴木:高校生までは自分はお笑いに詳しいと思ってたんですけど、お笑いサークルに入ったらみんなもっと深いところが好きで。

森川:それに対して、二人ともちょうど同じ温度感でお笑い好きだったんですよね。

 

時折顔を見合わせて互いの話に頷くお二人

 

―それで1年生からコンビを組まれたんですね。

森川:そうですね。こっち(鈴木)が組もうと言いました(笑)
1年のときにコンビ決めの時間があって大体そこで組むんですけど、実は俺たちはその前にFMwasedaというラジオサークルの新歓でたまたま会ってて。なんなら一緒にLUDOの新歓ライブも見にいったんですよ。それでコンビ決めの日に、本当にランダムに組まなきゃいけないんで、お笑いの感覚もそこまで遠くないし。

鈴木:「仲良くなれそう」感がその時からあったんで、やりやすいかなと思って声かけたかもしれないです。

 

コンビ活動で味わった喜びと悔しさ

ーコンビの活動で思い出に残っていることは何ですか?

森川:LUDOでは毎年、大隈記念講堂ライブという、一般の方も来場する一番大きいライブがあります。僕らは3年生のときも4年生のときも出させてもらいました。3年生のときに4年生もいるなか1位を取らせていただいて、僕は結構はしゃぎましたね。あのときは、「本当に芸人になろうかな」って言っちゃうくらい、なんなら、「ここ(ホットコーナー)で!」って言っちゃうくらい。

鈴木:全然僕も(芸人に)なってよかったんですけど、勝手に就活されちゃって。

ー(笑)

森川:多分そのときが一番芸人になりたかった時期でしたね。

 

漫才中のホットコーナー(左:森川さん 右:鈴木さん)

 

ー反対に辛かったことはありますか?

鈴木:最近だと、4年の夏の大学芸会で負けちゃったのはちょっと悔しかったですね。

森川:そうですね。

 

*「国民的大学生芸人グランプリ ~大学芸会~」:お笑いサークル連盟が企画・運営している大学お笑いの大会。2011年より開催され、現在、学生を対象としたお笑いイベントとしては日本一の規模となっている。
(大学芸会 HPより Home | daigakugeikai2022 (jimdosite.com) )

 

ーお二人にとって夏の大学芸会としてはラストですよね。

森川:最後でした。悔しかったね〜。

鈴木:いや、ちょっと悔しかったですね。

森川:とりあえず、僕は家帰って泣きました。彼の前では泣かないんですけど。

鈴木:僕は、泣いてないです。

ー(笑)

森川:悔しかったです。ホットコーナーの成績としては、これが最後のものだったので。

鈴木:3年の夏は、4、50組出る予選のうち5位までが敗者復活戦に出れるなか、得票率0コンマ数パーセントの僅差でギリギリ6位で負けちゃったんです。だから、今年は行きたいなと思ってたんですけど、普通に負けちゃって。それが悔しかった。

 

お二人それぞれにとってのホットコーナー

ーここで突然ですが、コンビのキャッチコピーをお二人別々にスケッチブックにご記入いただけますか。

森川:難しいな……(笑)

鈴木:どうしよう。本当に何も思いつかない。(森川を見て)スルスルとすごいね。

森川:(内容が)似ちゃうのかなー、コンビだから。

 

迷わず筆を進める森川さんに驚く鈴木さん

 

鈴木:できました。

森川:なんか恥ずかしいな。せーの!

 

森川さん「日常会話の延長線上」鈴木さん「なちゅらる」

 

一同:おおーー!

鈴木:結構一緒じゃないですか。

森川:意味は多分一緒だと思います。僕らのネタはこれ(日常会話の延長線上)だ、と言われたことがあるんです。実際、漫才のネタを作るときに台本を作らないんですよ。普段の会話とネタがあまり変わらないように意識しています。だから、僕は「日常会話の延長線上」です。

鈴木:「なちゅらる」、これが全てですね。自然体。あまり無理したくないし、舞台に立つのが億劫になりたくないんですよ。自分が楽しくできる範囲でやりたいなと思っています。

森川:良くない面もあるんですけどね(笑)自然体すぎてネタ中とか結構笑っちゃう。良くも悪くも自然体でね、やってはいます。

鈴木:自分に合ってないことをするとしんどくなってやめちゃう、とかあると思うんですけど。

―確かにそうですね。

森川:1年生の4月からずっとコンビを続けているのは、今のLUDOの4年で僕たちだけ。すごくレアなんです。

鈴木:ホットコーナーをやりたくないって思ったことがないから、続けられているんだと思います。

森川 :今のぜひ使ってください(笑)

鈴木:とにかく自然体ですね。

森川:でも、すごく嬉しいな。いい企画でした。

 

ホットコーナーおすすめの学生芸人

―最後に、ホットコーナーのお二人が特に面白いと思う、早稲田のお笑いサークル所属の学生芸人さんをご紹介いただけますか?

森川:LUDO2年生のストロングブルジュニアというコンビです。最近メキメキ伸びてきています。
1年のときはウケてなかったし、みんなネタ時間が3分のところを7分ぐらいやってたので印象も悪くて(笑)でも、最近急に力をつけてきていて、夏の大学芸会でも敗者復活戦に上がったんですよね。

 

―本日はありがとうございました。

森川・鈴木:ありがとうございました!

 

第三回はホットコーナーさんにご紹介いただいた「ストロングブルジュニア」さんのインタビューです。続けてお楽しみください!

ストロングブルジュニアさんのインタビューはこちら

 

ホットコーナー プロフィール
早稲田大学お笑い工房LUDO21期の森川蓮と鈴木一平によるコンビ。
漫才を中心に活動している。
2021年に開催された大隈記念講堂ライブでは、3年生ながら優勝を果たす。
個人プロフィール
森川蓮
2001年2月18日生まれ。神奈川県藤沢市出身。
神奈川県立鎌倉高等学校を卒業後、早稲田大学に入学。現在4年生(2022年9月時点)。

鈴木一平
2001年1月29日生まれ。千葉県出身。
千葉県立船橋高等学校を卒業後、早稲田大学に入学。現在4年生(2022年9月時点)。

 

 

編集後記

 取材中はずっと、ホットコーナーの漫才を見ているようだった。
 質問に飄々と答え、流れるようにボケを挟む鈴木さんと、鈴木さんの発言をフォローしつつ楽しそうにツッコむ森川さん。お二人のテンポがいい会話に、終始笑いの絶えない取材となった。
 しかし一方で、4年間の悔しかった思い出を語る際にはまるで昨日のことのように悔しさを滲ませ、言葉を絞り出していたのが印象的だった。大学お笑いは、4年という短い時間との戦いでもある。限られた時間で実力を積み上げ結果を出すことの楽しさと厳しさ、それに懸けるお二人の切実な思いが記事を通し伝わっていることを願う。

 

 

今後のライブ出演情報


〇早稲田大学お笑い工房LUDO 早稲田祭教室ライブ『バッキバキ祭 2022』

日時:11/5(土)  

vol.1 開場10:15 開演10:30 vol.2 開場11:45 開演12:00

vol.3 開場13:15 開演13:30 vol.4 開場14:45 開演15:00

会場:早稲田大学10号館109教室

 

〇早稲田大学お笑い工房LUDO『LIVESTAND2022』

日時:11/6(日)

・10号館109教室ステージライブ

vol.1 開場10:00 開演10:15 vol.2 開場13:15 開演13:30

会場: 早稲田大学10号館109教室

・理工展教室ライブ

vol.1 開場10:15 開演10:30 vol.2 開場11:45 開演12:00 vol.3 開場14:45 開演15:00

会場: 早稲田大学57号館201教室

※11/5(土)『バッキバキ祭 2022』、11/6(日)『LIVE STAND 2022』10号館109教室ステージライブのご入場には、「早稲田祭キャンパス入場チケット」(無料)が必要です。
キャンパス入場チケットの詳細は早稲田祭HPをご覧ください。
https://wasedasai.net/

 

〇タウンゼント単独ライブ「サッカー」

ホットコーナーのお二人を含むトリオ「タウンゼント」による単独ライブが開催されます!

日時:12月14日(水) 19時開演予定

場所:方南会館

出演者(予定):
ぼなべんとぅーら、ホットコーナー、タウンゼント、カーレーサー、鈴木一平(LUDO21期)、森川F・マリノス
ほか豪華ゲスト4組

チケットお取り置きは「tiget」にて11/1(火) 20時~となります。
詳細は公式Twitterをご覧ください。
https://twitter.com/taunzent2022?s=21&t=A4edyHD0aeff8W9faXfh9Q