【『Seel』らしさはどこから? 誌面デザインの強み】
――誌面のデザインについて教えてください。
齋:営業部署、広報部署、デザイン部署があって、デザインをやりたいと言った子にデザイン部署に入ってもらいます。
空いた時間を使って、AdobeのIllustratorとかを2・3年生が1年生に教えるという感じで、ほぼ独学ですね。講習会を開くのではなく、暇な時間に先輩から教えてもらって使い方を覚えています。
佐:『Seel』のデザインの強みは、過去の先輩たちのデザインのやり方とか、データとか、テンプレートがちゃんと残っていることですね。
僕はデザイン初心者でデザイン部署に入ったんですけど、そういった過去の積み重ねが今の『Seel』のデザイン、『Seel』らしさに繋がるのかなと思います。
齋:大体みんな過去号を参考にしながらデザインを作って、あとは本当に個人のセンス。ただ、うちはデザインイメージシステムみたいなものがあって。号を作ろうとなったときに、具体的にどのようなフォントを使いたいのか、どういう配色をメインにするのか、一度みんなで話し合う機会があるので、あまり拍子抜けするページがある感じにならないですね。
――実際に売っている雑誌を参考にしていたりしますか?
佐:参考にしている人はしています。多分『Seel』の元を辿ると『POPYE』と『BRUTUS』を混ぜた感じになると思うんですよ。そこを掘ると『Seel』らしさが出てくると僕は思うので、過去号を買ってみて参考にしています。
【「サークル員全員『Seel』のファン」 活動への楽しさや想い】
――サークル活動を通して、楽しかったり、辛かったり、やりがいを感じたりしたエピソードを聞かせて欲しいです。
斎:やりがいを感じたのは、SFAで、面白いって言ってもらえたときですね。
石:サークル員全員、『Seel』のファンで『Seel』が好きだから、過去号の話で盛り上がったりするのがすごく楽しいです。
佐:僕は中高生時代は図書委員で、1人で図書館便りを作っててずっと孤独だったんですよ。だから同じ目標を持った友達と制作がをできるのが良いなって思います。
野:私も制作が一番楽しいですね。みんなで文章書くときに「その表現いいね」みたいに言い合うのが好きです。
―― 一冊の雑誌を作りあげるのって、すごく時間や労力がかかると思うのですが、作る上での原動力とは何ですか。
斎:私は、自分の達成感のためにやってますね。一冊作りあげて手元に残った時の喜びのためにやってます。
野:私も自己満ですね。自己満で作って、読みたい人がいたら読んでもらえたらいいなって。
石:僕はやっぱり『Seel』ファンだから。『Seel』を続けないとって言う義務感があるかも。あとは、ファンとして新しい『Seel』を見たいっていう気持ちもありますね。
佐:僕は自己満もあるんだけど、過去の先輩に、自信を持って見せれるものを作りたい、こんなすごいものを作ってきた先輩方の『Seel』を汚したくないって気持ちがありますね。
短い取材時間でも、Seel編集部さんの仲の良さ、そして何より『Seel』への深い愛が伝わってきました!「ひねくれた視点」というモットーは、『Seel』ならではの魅力。独創的なアプローチとフリーマガジン作成への情熱は、我々にとっても良い刺激となりました。貴重なお時間をありがとうございました!
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