1967年創立 早稲田で一番アツい出版サークル マスコミ研究会! 企画・取材・デザイン・文芸、好きな分科会で自由に活動しよう!

【UNIDOL 2024 Summer】早稲田大学Prismile密着シリーズ前編

  • 2024-09-01
  • 2024-09-02
  • SERIES
早稲田大学Prismile

本格練習開始!

今回は、7月17日に『UNIDOL 2024 Summer 決勝戦』に向けて東京都内某スタジオで行われた初練習に密着していく。

初練習は決勝戦でパフォーマンスする楽曲の振り入れ。しかしセットリスト決めが難航し、曲が最終決定したのはなんと3日前の7月14日。大学の期末試験期間も重なり、彼女たちのスケジュールは過密である。



 

この日は、使用曲のうち1曲のサビ部分の振り入れを1日かけて行っていた。曲ごとに分かれているダンスリーダーが振り入れ、ダンス指導、フォーメーション決めを取り仕切る。

Prismile8期生すずか
ダンスリーダーのすずかさん

 

取材中驚いたのは、振り入れの段階で腰の角度や指の形などの細かいニュアンスを指導しているところ。最初に教えなければ練習を重ねるごとに個人個人でクセがついてしまうからなのだろうか?

 

ある程度覚えたら実際に曲を流して練習!

等倍速でついていけている子もいれば、ついていくのに必死な子も……

 

練習時間がラスト30分になったとき、リーダーのかなえさんからミーティングの招集が。

どうやら、セットリスト決めがギリギリだったこともあり、全員で曲の世界観やテーマの共有をしたいとのこと。これはストーリー性を重視するPrismileならでは!



「この曲で何をお客さんに伝えたいのかな」

最初の議題は、セットリストを通してのテーマ。皆、思い思いに今回のテーマに対しての解釈をぶつけ合っていく。



テーマに対してある程度擦り合わせが終わったら、次は演出の話へ。ストーリーをわかりやすくするために、演出としてクラシックを流そうという話になった。

「不気味な感じの音楽流すのもいいけどさ、私は2曲目の始まり方を潰したくないんだよね」

「でも、お客さんにわかりやすい説明は必要じゃない?」

「世界観を作りすぎても持たないから、お客さんが受け入れられる程度の呼吸は欲しいよね」

議論は白熱し、ついには流す音楽の楽器指定にまで到達した。今回のセットリストとテーマに合った楽器ごとの音のニュアンスを探っていく。

限られた時間で最高のエンターテイメントを届けるために、ディテールにも拘っていく。「一夜限りの“アイドル”として輝く」というUNIDOLのキャッチコピーの真髄を見た。

議論は熱を帯びたまま、練習時間は終了した。


今回、ダンスリーダーを務める8期生のすずかさんはこう語る

Prismile8期生すずか

ダンスリーダーはあらかじめ自分で振付を入れて、みんなに振りを教えるという役割なのですが、自分の中では反省点が山積みでした。みんなのことを見ながらやっていかなくてはいけないのにも関わらず、全体を見ずに自分のスピードで進めてしまった部分があったので、次回からはしっかり周りを見ながら振りを揃えていくことを意識したいと思います。


今回の初回練習について、全体リーダーのかなえさんはこう語った。Prismile8期生かなえ

今日の練習は、一日目にしては実のあるものだったかなと思います。経験者が多い9期生を迎えて、8期生、6期生含めて全員かなり気合いの入った練習になっていました。ただ、まだまだ気持ちの部分で揃えなきゃいけないところがあるので、全員の方向を一致させて、本気で団結できるようにという思いでミーティングをやりました。まだまだ揃えられるところ、まだまだ熱が入れられるところがあると思います。あと一か月ちょっと、決勝に向けて頑張りたいと思います。

 

次回は、UNIDOL初出場の9期生にフォーカスする。初練習では緊張もあってか、ぎこちない様子だった彼女たち。先輩の背中を必死に追いかける姿に乞うご期待!