不安な闘病生活、支えとなったのは……
過去に闘病経験を持つ七海さん。当時の七海さんの思いは、どのようにして今に繋がっているのでしょうか。
ーー闘病生活中はどのようなことを感じて過ごされていましたか?
私が入院していた時期はコロナ禍に丸被りしていたんです。その影響で「不要不急の手術は控えてください」と言われてとても困惑しました。
私の癌は転移しないタイプだったので手術の優先度が低かったんです。それでも私からしたら自分の命に関わることなので、本当に不安でいっぱいでした。
SNSを全部消そう、パスワードを親戚に預けようなどと、自分がいなくなった後のことを考え出した時期がありました。
けれど、治療の方針が決まっていくにつれて、完治する道筋のようなものが見えてきました。そこから、治療が終わった後に何をしようとか、それに向けてリハビリしようとか、前向きな気持ちに切り替えられました。
これはやはりエンタメのおかげでもあると感じますね。辛いときに好きな音楽を聞いて乗り越えたこともあり、闘病期間中は本当にエンタメと隣り合わせという感じでした。
↓七海うららさんがご自身の闘病生活について語った配信のアーカイブはこちら!
https://www.youtube.com/watch?v=I6HveeHNM5I
ーー闘病を経て、暮らしの中で変化したことや、意識するようになったことはありますか?
私は歌詞に感化されやすいタイプなので、歌詞を自分の生活に生かすことがあります。Honey Worksさんの楽曲に「今日は残りの人生最初の日」という歌詞があり、その言葉を胸にずっと生きている気がします。
今日を残りの人生の最初の日だと思ったら、頑張れる気がしませんか。何かやりたいことをしようと思っても、先延ばしにしてしまうことってあるじゃないですか。
特に、大学生は自由な時間が多い分、ついつい後回しにしてしまう時期でもあると思います。けれど、この歌詞のおかげで、今日悔いのないように生きようとか、無理に嫌なことを続けないという決心をつけやすくなりました。
インタビューはまだまだ続きます!
学生さんへのメッセージが詰まった続編はこちら!
合わせて読みたい!番外編はこちら!
“パラレルシンガー”七海うららさんインタビュー!〜 道の先の未知に、挑み続ける不屈のシンガー〜 Extra edition
- 1
- 2