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【マス研員に取材】第六回

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言の葉と音楽

しゃぼんさんプロフィール写真

 

ニックネーム:しゃぼん
学部:文化構想学部
学年:3年
座右の銘:部屋の掃除は心の掃除

 

――あなたの語りたいことを教えてください!

ヨルシカ(*1)です!

(*1) コンポーザーの”n-buna”(ナブナ)がボーカル”suis”(スイ)を迎えて結成したバンド。

 

――好きになったきっかけは何ですか?

『ただ君に晴れ』『言って。』がはやっていた頃、YouTubeのおすすめ欄に流れてきたのを聴いたことです。

 

――ヨルシカのどんなところが好きですか?

言語化が難しいな(笑)。歌詞がすごく好きなんです。作詞されているn-bunaさんは和歌がとても好きで、『万葉集』などからインスピレーションを得ている曲も結構あります。日本語が綺麗で唯一無二なんですよね。

あまりストレートな表現をしないのがヨルシカの歌詞の魅力でもあります。すぐに言えばいいのに、って思ってしまうような寂しい感情や妬ましい想いを、ヨルシカの歌詞では何字もかけて表現するところが小説と似ていて、文学チックなところが魅力です。実際に小説を基にしている曲も多いです。たとえば『又三郎』という曲は、『風の又三郎』のオマージュ作品なんです。

 

――そうなんですね。歌詞以外で好きな部分はありますか?

ジャズ調の曲が好きです。メロディーや音楽の「音」の部分がおしゃれですごく好きですね。ボーカルのsuisさんの歌い方もかっこよくて、ジャズ調だとエッジボイスが多用されているんです。

 

――お気に入りのヨルシカのグッズがあれば教えてください。

一番のお気に入りは、BEAMSとコラボしたパーカーです。パーカーの紐の先に鹿のチャームがついていて、とても可愛いんです。

 

ヨルシカのグッズ
しゃぼんさんが持っている、ヨルシカのライブグッズたち。様々なところに“鹿”のモチーフがあしらわれている。

 

――ライブに参戦したことはありますか?

参戦したことはあるんですけど、チケット運が全くなくて(笑)。去年(2022)友達が申し込んでくれたときは当選したんですよ。自分ではなかなか当てられなくて、今年(2023)だけでも5回落選しています。

今まで参戦した中で言うと、『春泥棒』のストーリーを追体験できる2022年に開催されたライブが印象に残っていますね。私はライブに行くまであまり詳しい内容を知らなかったけれど、曲の裏側の物語を知って、すごく感動しました。ライブ終わりには『春泥棒』を聴きまくりましたね(笑)。

『春泥棒』YouTubeはこちらから

 

――ヨルシカの曲で1番好きな曲は何ですか?

『チノカテ』です。曲の最後にある「貴方の夜をずっと照らす大きな光はあるんだろうか?」という歌詞が好きですね。終盤にかけて、静かだった曲調が一気に拡散するように盛り上がる感じも好きで。未来を照らす暖かな感じがして、聴くたびに驚きと感動が生まれる曲だなと思っています。

それと、この曲は落ち込んだときや疲れた日の帰りの電車の中で聴くのがおすすめです。疲れを癒してくれるチョコ一粒のように、心に染み込んでくる曲なんです。自分が曲の中にいる情景を思い浮かべることができて、5分間でちょっと前向きになれます。

『チノカテ』YouTubeはこちらから

 

――この記事を読んでいる方に、ヨルシカの魅力を伝えてください!

ヨルシカは、普段何気なく触れている日本語をもっと好きにしてくれるアーティストだと思います。ヨルシカの曲や歌詞を通して、ヨルシカが紡ぐ世界観を感じてもらえたら嬉しいです!

 

――ありがとうございました!

 


お読みくださりありがとうございました!
次回以降もお楽しみに✨