池袋に佇むオシャレなキャンパス。
ここに、「ひねくれた視点」でカルチャーを取り上げる、素敵な出版サークルがあるらしい……。
今回、立教大学Seel編集部さんにインタビューをさせていただきました!
注目のコラボレーションを見逃すな!
インタビュー
代表:齋藤結鶴さん
副代表:佐々木高寛さん
広報:石崎健人さん
営業:野崎瑠南さん
【「ひねくれた視点」を提供? Seel編集部さんに迫る!】
――Seel編集部さんの活動内容について教えてください。
齋:年に3回のフリーマガジンの発行とSFA(注)などの外部イベントへの出展、立教大学の学園祭への出展が主な活動内容です。
(注)Student Freepaper Awardsの略称。学生フリーペーパーの祭典。
―― 活動上のモットーを教えてください。
齋:フリーマガジンを作るにあたって、「ひねくれた視点」でカルチャーを取り上げることをモットーとしています。「ひねくれた視点」というのは、 簡単に言うとマイナスの視点をプラスに変えるというイメージです。
たとえば、「お風呂号」では、お風呂に入るのが面倒くさいというマイナスの視点からスタートし、1冊を通じて、お風呂が実は楽しいものだというプラスの視点を読者に提供することを目指しました。テーマは毎号異なり、食や音楽など取り上げるカルチャーを変えながら作っています。
――ホームページを拝見しましたが、紙媒体にこだわりがあると書かれています。なぜですか?
齋:サークル内で統一した考えがあるわけではありませんが、過去に「紙号」というテーマでフリーマガジンを作ったことがあります。
石:やっぱり紙ってめくる度にわくわく感があるじゃないですか! 『Seel』はデザインにも力を入れているので、1ページずつじっくりとデザインを見てほしいという思いから、やはり紙の媒体で制作し続けるのが大事かなと考えています。
―― Seel編集部さんの発行までのスケジュールを教えてください。
齋:1つの号を作るのに、大体3か月という設定で進めています。まず部員が企画発表を行い、次の号のテーマをプレゼンします。そこから投票で選ばれた1つの企画が冊子のテーマとなります。そして、全員でブラッシュアップを行い、決定した企画の具体的な内容やインタビューの可否、記事のページ数などを話し合います。
その後、少人数のチームに分かれて各グループごとのページ作成に移ります。デザインは、デザイン部署の人たちが制作しています。途中で行う「プチ校正」という中間報告会で、途中までできた誌面を印刷し皆で確認します。最後に、全体校正という2日間のチェック期間を設け、誤字脱字や画像の画質を確認し、フィードバックをもらってから入稿する、という流れです。
【「考えるのは楽しいけど……」企画づくりの裏側】
――Seel編集部さんは先に全体のテーマを決めるんですよね?
齋:そうですね。このページは何をやるとかをテーマを考えた企画者が全部決めます。ブラッシュアップの時間を使って、みんなで内容を大幅に変えたりとか、インタビューを取りやめたりしますが大まかな仕事は企画者1人がやっています。
佐:結構企画者の作品っぽくなる。だから毎号その人の色が出ますね。
――企画を決めるプレゼンは大変ですか?
齋:企画を1人で考えないといけないので、やっぱり個人の負担は少し大きくなると思いますね。実際にやってみてどうですか?
佐:考えるのは楽しいけど……。まず最初の発表があって、そこを通った後に本選があって。最後の3つに選ばれた人が決勝をやるんですよ。自分は決勝でプレゼン資料をもう一度作り直したので、大変でしたね。
――テーマはどのような発想で決めているのですか?
齋:「お風呂号」のときはクリエイティブというか、ユニークな先輩が偶然「お風呂をテーマにしたい」って言い始めて。それでみんなも「いいじゃん!」みたいになって作り始めたので、本当に個人のセンスみたいなところがあるかな。
石:自分がやりたいことを作るよりも、全部の案が良いので逆に選ぶのが難しいですね。毎回発表のときに、質問とか発言がたくさん出て、その段階で議論になります。
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