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「UNIDOL 2022 Summer 関東予選」大会レポート 早稲田チームのコメント付き!

  • 2022-08-30
  • 2022-11-23
  • SERIES

 女子大生が日本一を目指し熱い戦いを繰り広げる「UNIDOL 2022 Summer 関東予選」が2022年6月14日と6月15日の2日間にわたって、新宿ReNYにて開催された。新型コロナウイルスの影響で暗くなりがちなこの時代を「令和ポジティブ」という大会コンセプトで明るく照らす。大会を見た人たちをポジティブの渦に巻き込むかのような圧巻のパフォーマンスが見どころだ。

 UNIDOLとは、大学対抗の女子大生アイドルコピーダンス日本一決定戦。「普通の女子大生が、一夜限りの“アイドル”としてステージに立つ」というコンセプトのもと、夏と冬の年2回開催される全国大会が行われている。ダンスの技術やコピーの精度だけでは評価されない、奥が深いアイドルコピーダンスの世界で繰り広げられる女子大生の激闘に注目だ。

 10周年を迎えた記念すべき今大会のテーマは「令和ポジティブ」。「 “みんなちがってみんないい”多様なありかたを認め合う私たちが生きる令和の時代。一人一人が自分らしい輝きを放てるような大会を作っていこう」という意味が込められている。今大会は、ダンス・表現力・個性・演出・魅了度の5つの観点で判定される審査員審査と、会場・オンライン双方の観客投票によって結果が決まる。関東予選では、上位7組が後日行われる決勝戦への出場権を獲得した。

 

大会1日目

ももキュン☆ 早稲田大学

トップバッターを飾ったのは、早稲田大学「ももキュン☆」。スクリーンには冬大会の雪辱を果たすという強い意志が感じられる意気込みが。

1曲目 NMB48「恋と愛のその間には」
全員がおそろいのかっこいい衣装に身を包んでパワフルに踊り、1曲目にして最高のインパクトを観客に残す!

2曲目 ≠ME「君はこの夏、恋をする」
一度袖にはけた後、衣装をチェンジして2曲目が始まった! 一転したキラキラしたかわいらしい曲調とメンバーの笑顔に撃ち抜かれる!

3曲目 モーニング娘。’17「弩級のゴーサイン」
冒頭の縦並びから、ひとりひとりが笑顔をみせる振り付けは、本家へのリスペクトが感じられる。「行っちゃうぞ~!」という歌詞に合わせた振り付けも本家さながらで、腕の角度から足元までしっかりと揃っていた。

4曲目 SKE48「オキドキ」
3曲目から間髪入れずに始まった最後の曲は、メンバーの「ももキュン☆と一緒に、最高の夏にしようねー!」の掛け声に、会場のボルテージはMAXに。観客の手拍子も揃い、一体感は最高潮。これまでの3曲をいいとこどりしたような、パワフルでありながらもキュートなももキュン☆から目が離せない。複雑なフォーメーションをキレキレに踊りながらも笑顔を絶やさない彼女たちに、こちらが元気をもらうような気持ちになった。

 

monagirls 相模女子大学

次に登場したのは、相模女子大学「monagirls」。

1曲目 26時のマスカレイド「ちゅるサマ!」
海を舞台にしたMVが映し出される。2人で舞台全体を駆けまわり、客席を魅了する。曲名通り夏が存分に感じられる楽曲に、会場は一気に夏ムード。回る振り付けのたびに揺れるスカートから、衣装へのこだわりが感じられる。1曲目の終わりには3人目のメンバーが登場し、フルメンバーに。

2曲目 超ときめき♡宣伝部「すきっ!~超ver~」。
2曲目はTikTokで話題の曲だ。先ほどの海のMVから一転! 3人のスナップ写真や日常風景の映像に、どこか親近感を覚えた。しかし、舞台上でハートをつくる3人はまさにアイドルそのものだ。3人が代わる代わるセンターに出てくるのは、少人数ならではの魅力であった。

3曲目 天晴れ!原宿「キミだけのワンダーランド」
前の2曲とは違い、ビートの速さが印象的な曲だ。3人で円になったり、縦並び・横並びになったりと、多様なフォーメーションが楽しい。揃っていながらも個性的な彼女たちから目が離せなかった。

 

Bombs! 筑波大学

3番目は、筑波大学「Bombs! 」。関東予選1日目では最多の13人でのパフォーマンスだ。今大会では「ぼむずと虹をかける夏」をテーマに掲げている。

1曲目 X21「マジカル☆キス」
カラフルなメンバーカラーの衣装で登場! ヘアスタイルやアクセサリーも個性的でキュートだ。大人数ならではの迫力を武器に、舞台全体を使ったパフォーマンスで客席を魅了する。

2曲目 chula「完全無敵あいうえお」
6人でのステージに。それでも舞台を目一杯に使って、元気に踊り続ける。人数が半減しても、Bombs!の爆発力はそのままだ。激しいダンスをしながらも客席を掛け声で煽り、会場の一体感はMAXに。しっかり揃った高いジャンプが彼女たちの持ち味だ。

3曲目 虹のコンキスタドール「世界の中心で虹を叫んだサマー」
13人に戻り始まった最後の曲は、1人1人が目立つ構成になっており、メンバー全員の個性と輝く笑顔が際立っていた。指先から足元までしっかり揃ったユニゾンはやはり圧巻で目が離せない。最後にはスクリーンにBombs!のこれまでの写真や決勝進出への意気込みが映し出され、彼女たちがこのステージにかける熱い思いが伝わってきた。

 

さよならモラトリアム 慶応義塾大学

4番目に登場したのは、慶応義塾大学「さよならモラトリアム」。白と青を基調としたラブリーな王道アイドル衣装だ。

1曲目 マジカル・パンチライン「今日がまだ蒼くても」
曲が始まると同時に、本物のアイドルさながらの凝ったMVがスクリーンに流れる。大人数でのダイナミックな移動や、偶数人だからこそのシンメトリーのフォーメーションは今大会のさよモラならではの魅力だ。全員で観客に背を向けたとき、真っ直ぐな背中からは彼女たちが大会にかける想いが伝わってくるようだった。

2曲目 アンジュルム「臥薪嘗胆」
2曲目は一転してパワフルなダンスナンバーだ。大きな文字で歌詞が映し出され、パフォーマンスの迫力が増す。揃った掛け声と足音は流石の一体感。パワフルな振り付けの中で最高に輝く笑顔は、アイドルさながらだ。

3曲目 超ときめき♡宣伝部「エンドレス」
一度暗転し、「かけがえのない時を、これからも、きっとずっと」というアナウンスの後に始まった3曲目。全員の衣装が突然カラフルにチェンジ! スカートの花柄がステージを鮮やかに彩る。曲の所々で入るハートを作る振り付けが印象的だ。横一列になったり円になったりと、目まぐるしく変わるフォーメーションは観客を飽きさせない。彼女たちのステージに「ときめき」が止まらなかった。

 

立教アイドル研究会 立教大学

「咲かせ!まだ見ぬ百合の花」をコンセプトに活動するグループ。百合の花のような力強さをステージ上で見せつけ、大きな百合の花をステージ上で咲かせた。

1曲目 開歌-かいか-「燦然-さんぜん-」
ピンクのフリフリとした布を全身にまとい、かわいらしい印象を受けた。また、髪飾りがメンバーカラーになっているのも目を惹く。曲のしっとりとした雰囲気に合わせ、線香花火やクラゲのMVで世界観を表しているのがポイント!

2曲目 Jams Collection「愛你」
衣装が一変、シルバーをベースにメンバーカラーが映える衣装へ。先程とガラリと空気も変わり、会場も激しい雰囲気に包まれた。掛け声や合いの手で観客を巻き込んで一体感を生む。最後に全員で右を向いたときの揃い具合が完璧であった。

3曲目 Luce Twinkle Wink☆「ターミナル ~僕ら、あるべき場所~」
間髪入れずに3曲目に突入! 曲調に合わせて先程よりも振付が力強くなった! また、1:4:1のフォーメーションが目を惹く。

4曲目 DIALOGUE+「夏の花火と君と青」
またまた衣装が急転! 今度は曲に合わせた浴衣風の衣装に変わった。他のグループにはあまりない衣装だったため印象深い。歌割りのある人が左右から真ん中に移動してくるフォーメーションに目を奪われてしまった!

 

夢見る乙女の青春ちゅ→ 中央大学

「夢に向かってキラキラ頑張る女の子たち」をコンセプトに活動しているグループ。決勝進出という夢に向かってキラキラと輝くパフォーマンスに魅了された。

1曲目 アンジュルム「限りあるMoment」
本大会という「限りあるMoment」に全てを賭けるが如く、ステージを広く使ったパフォーマンスが特徴であった。この曲は静寂を挟むのが特徴であるが、そのときの感情を込めた表情は観客を世界観に引き込んだ。ダンスのキレは本家さながらであり、ハロプロ名物のダンスレッスンを受けてきたのではないかと思うほどであった。

2曲目 手羽先センセーション「始まりのシグナル」
先ほどの儚さとは打って変わり、元気さを存分に感じさせる大きなフリと笑顔が印象的! 彼女たちの元気さは会場にも広がり、フリコピをする観客も多かった。伝えたいフレーズが強調されたMVから、観ている人たち全員が彼女たちからのメッセージを受け取ったこと間違いなし!

3曲目 ≠ME「自分賛歌」
先ほどのスカートの衣装から、青や水色を基調としたパンツスタイルの衣装に変身!MVは本物のアイドルさながらに本格的に撮影されたもので、その完成度の高さは非常にされたもので、その完成度の高さは非常に印象に残った。ジャンプをしながらフォーメーションを変えたり、落ちサビを担うメンバーを囲んで際立たせるのには驚いた。フォーメーションの技術が高すぎて見ごたえたっぷり!!

 

kimowota☆7

「本業はアイドルヲタク」がコンセプト。アイドル好きなメンバーで構成されたグループだけあって、ヲタクの心を掴むのが上手だった。

1曲目 ばってん少女隊 「おっしょい!」
パンツスタイルの 衣装を身にまとい、全速力で走って登場する様子はポジティブの塊であった。元気いっぱいのダンスで会場を盛り上げた。また、観客もそれに応えるように法政大学カラーのオレンジのペンライトを振り、会場はオレンジに染まった。

2曲目 パラディーク「ジェジェジェットファイター」
「オイ! オイ!」という観客を巻き込むような煽りに観客たちもペンライトで応え、会場の一体感は最高潮に! さすがはアイドルヲタクの集まり。ヲタ芸風の振付が特徴的なダンスは、全身でチーム名を体現しているようだった。

3曲目 amiinA「Avalon」
3人から2人になったにも関わらず、先ほどよりも激しい曲を持ってきた。ビートを刻みながらのダンスに観客も手拍子で応える。MVも迫力のあるフォントを用いるなど、全てが激動のステージだった。

4曲目 BABYMETAL「Arakadia」
再び3人に戻り、力強さがさらにアップ! メタル調の楽曲に合わせて激しくステージを舞う。過去に決勝進出した際の映像を用いたMVは、彼女たちの裏での努力を物語る。そして、最後に遠くを見つめる目線の先には栄光が見えていたであろう。

 

Tomboys☆ 東洋大学

「踊るおもちゃ箱」をコンセプトに掲げた彼女たちは、まるでおもちゃのような色鮮やかな衣装で登場。彼女たちの元気いっぱいな笑顔は観客に「一緒に楽しもうよ」と呼びかけるようであった。

1曲目 DIALOGUE+「大冒険をよろしく」
パレードで流れていそうなポップな曲に合わせ、ステージ上を駆けまわる姿はポジティブそのもの!! フォーメーションの移り変わりが激しいにも関わらず、息を揃えて合わせてる姿は圧巻だった。また、はじけるような笑顔は観客も笑顔にした。

2曲目 モーニング娘。’14「What is Love? 」
モーニング娘。の中で最も盛り上がる曲と言っても過言ではないこの曲。歌詞に「ポジティブ連鎖する」とあることから、今大会のテーマにマッチした選曲だ。手の振付が特徴的なダンスは本家への愛を感じた。また、表情も本家を完全再現していて、モーニング娘。のメンバーを見ているかのようだった。

3曲目 LinQ「V to ROAD」
5人の練習風景を使ったMVは、彼女たちがステージに立つまでの熱い想いが伝わってきた。そんな思いをぶつけるかのように、ビートを正確に刻みながらのダンスで観客を魅了した。また、観客に向けた笑顔がとても愛らしかった。

 

Prismile 早稲田大学

前々大会の「Fresh」での悔しい思いを胸に大会へ参加。メイドさんのようなかわいらしい衣装で登場! 彼女たちの精一杯なパフォーマンスから目が離せない!

1曲目 Liella!「Shooting Voice!!」
4人がそれぞれの立ち位置から感情を込めたダンスから始まり、観客の心はステージに引き込まれる。サビでは体全体を大きく動かした元気なダンスになり、客席も手拍子をして盛り上がった。

2曲目 雨模様のソラリス「届かない星でいて。」
表情や細かい仕草で少し切ない曲調を表現する一方、同じ振り付けで踊る部分は圧巻。特にソロの部分では1人だけではなく、他の3人も手先まで気を遣っている様子が見られ、4人で迫力のあるステージを作り上げていた。合間のセリフも印象的だった。

3曲目 群青の世界「メロドラマ」
ステージを大きく使ったパフォーマンスが特徴的。特にフォーメーションチェンジが美しく爽やかな曲調にぴったりだ。合間の高音部分は本当に歌っているかのようで、思わず息を呑んだ。

 

君はトキシック 早稲田大学

水色を基調とした衣装で胸元の白い大きなリボンとふわふわのスカートがとてもかわいらしく、まさしくアイドルという印象を受けた。

1曲目 ももいろクローバーZ「イマジネーション」
本家を再現したセリフから始まり、独特の世界観に誘われた。全員の息があったダンスは細部まで揃っていて、練習の成果が感じられる。ジャンプのような動作をする振りが所々にあり、その度にふわふわのスカートが揺れて非常にかわいらしかった。

2曲目 アンジュルム「私を創るのは私」
前の曲とは一変してアップテンポでかっこいい!表情管理が完璧でクールな表情が曲の世界観をよく表現していた。後ろのミュージックビデオも白黒で、曲、パフォーマンス、舞台全体に統一感がある。また、数人が前に出てきてのかっこいいアピールに心を射抜かれた。

3曲目 放課後プリンセス「プリンセスの定義」
本物のアイドルに見間違うほど本格的なMV! MVとパフォーマンスが合わさり、まるでプリンセスが踊っているようなキュートなステージだった。彼女たちの雰囲気は観客をプリンセスの世界に招いた。

 

Re:mon T大学

白のふわふわとしたワンピースの衣装がかわいらしく、ウエストマークされたベルトの色が1人ずつ違うことで個性を生み出していて魅力的だった。

1曲目 夢見るアドレセンス「メロンソーダ」
歌詞のかわいい世界観をダンス、表情などの様々な部分で良く表現していて、まさにかわいさ爆発!サビ前の1人ずつ前に出てくる部分では手の動きのみでラブリーな自分を表現しており、1人1人の個性が出ていてかわいらしかった。

2曲目 =LOVE「ズルいよ ズルいね」
前曲のかわいい曲調から緊迫感のある切ない曲調へと変わった。ステージの空気を一変させる表情の切り替えが素晴らしく、チーム全体で醸し出されるムードに会場はすぐに取り込まれた。最後に振り返る部分ではメンバーの個性がよく出ていて深く印象に残った。

3曲目 超ときめき♡宣伝部「ラヴなのっ♡」
ポップな曲調にのせた元気なパフォーマンスが目を引く。サビ前からメンバーが元気いっぱいで、わくわくさせられるパフォーマンスだったが、サビでは盛り上がりが最高潮になり観客席も一体となって盛り上がっているのが感じられた。

 

Tea♡Break お茶の水女子大学

ボリューミーなスカートと1人1人違う色の胸元のリボンが特徴的で爽やかな印象の衣装が目を引いた。

1曲目 ももいろクローバーZ「猛烈宇宙交響曲・第七楽章『無限の愛』」
宇宙を想起させるような独特の曲調をうまく消化し、自分のものにしていた。わずか3人という少人数で、ももいろクローバーZの曲をフォーメーションまで完璧にパフォーマンス!世界観を表すミュージックビデオの完成度の高さにも驚かされた。

2曲目 超ときめき♡宣伝部「7月のサイダー」
おしゃれなイントロから始まり、清涼感がありながらもどこか切なさを残す曲。所々の視線の持っていきかたが3人の間で統一されていて、曲調や歌詞の感じが良く表現されている。メンバー同士のアイコンタクトもステージをみんなで作り上げている感じがしてよかった。

3曲目 TEAM SHACHI「DREAMER」
ギターが印象的なロックなイントロから始まり、観客席も非常に盛り上がるキレのある力強いダンスがメッセージ性の強い歌詞を良く表していて素晴らしかった。ラストの両手を下げる振付が3人で完璧にそろっていて圧巻!

 

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