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「UNIDOL 2022 Summer 決勝戦/敗者復活戦」大会レポート!

  • 2022-09-29
  • 2022-11-23
  • SERIES

2022年8月21日、「UNIDOL 2022 Summer 決勝戦/敗者復活戦」が開催され、会場となったNHKホールには多くの観客が訪れた。10周年を迎えたUNIDOLの今大会におけるテーマは「令和ポジティブ。決勝戦では、予選と敗者復活戦で出場権を獲得した計16組が集い、優勝をかけてパフォーマンスを披露した。 今回、マスコミ研究会では早稲田チームと入賞チームに焦点を当てて取材を行った

 

敗者復活戦は決勝戦と同日に行われ、上位2チームが決勝戦に進むことができる。今回は18チームが出場した。1位は早稲田大学の「夏目坂46」、2位は成城大学の「成城彼女。決勝戦ではそれぞれトリとトップバッターを務めた。

敗者復活戦

 

夏目坂46 早稲田大学

 敗者復活戦を見事1位で通過したのは、我らが早稲田大学の「夏目坂46」! 全くテイストの違う2曲を使った攻めのセットリストからは、本気で勝ちたいという気持ちが強く伝わってきた。

 

1曲目  花は誰のもの? / STU48

 水色の清楚な衣装とスカートが可愛かった。歌詞の意味をよく理解したパフォーマンスが印象的だ。フォーメーションを目まぐるしく変え、曲の歌詞に合わせた表情を豊かに見せる彼女たちに会場の視線は釘付けに!

 

2曲目  流れ弾 / 櫻坂46

 ここで衣装チェンジ。センターは真っ赤な衣装なのに対し、他のメンバーはモノトーンの衣装でセンターをより一層目立たせていた。1曲目と打って変わって激しい曲になり、会場のテンションも急上昇! 観客のサイリウムも激しく揺れる! この曲の見どころは何と言ってもセンター。主役は私だと言わんばかりのキレキレのダンスと感情表現が印象的!

 

君はトキシック 早稲田大学

 スパンコールを使用した衣装がキラキラ!! ピンク・ブルー・グリーンのビビッドカラーが華やかで、フォーメーション替えのたびに目新しくて楽しめた。

 

1曲目 WELCOME☆夏空ピース!!!!! / SUPER☆GiRLS

 キラキラの笑顔とはじけるようなダンスで、まさに夏空の下にいるかのようなワクワク感。ダンスも指先まで綺麗にそろっていた。子どもの頃に憧れたアイドルってこんな感じだったなあ……!

 

2曲目 君はスパークル / ≠ME

 1曲目とは全く違う、少し切なげな表情のギャップがたまらない! 今回の衣装はこの曲名に合わせたものだそう。一体感もありながら、一人一人が輝いていた。苦しいくらいの「好き」の気持ちを全力で表現する彼女たちを好きになってしまう!

 

 

続いて、決勝戦に進出した早稲田チームと入賞チームのレポートをする。

決勝戦

 

ももキュン☆ 早稲田大学

 キラキラと輝くクールな上着に、赤と青の花柄が目立つキュートなスカートで登場したのはももキュン☆! 決勝戦進出回数13回を誇る強豪チームだ。「NHKホールをももキュン☆色に染め上げます!!」との宣言通り、観客を巻き込む圧巻のパフォーマンスで会場をももキュン☆色に染め上げた。

 

 1曲目 花道!!ア~ンビシャス / SUPER☆GiRLS

 「誓いまーす!」という大きな声の宣言からスタート! 左右に分かれ、その間にセンターのメンバーが出てくるフォーメーションが特徴的だった。その後も次々と移り変わるフォーメーションに観客も釘付け! 最後は大きなジャンプで締め、「全力全開」というモットーを体現した。

 2曲目 Teenage Solution / モーニング娘。‘21

 最初の難関、後ろにのけ反りながらのダンスを難なくクリア! モーニング娘。それぞれのメンバーのダンスの特徴をしっかり押さえ、再現していたのが印象的だった。最後の止める部分が揃っていたのはさすが! 10代の複雑な心情を歌った曲を、表情でも表現していて世界観に引き込まれた。

 3曲目 全力少女R!!!!!!!!2 / 全力少女R

 「全力で盛り上がっていくぞー!!」という掛け声に応えるように、観客もピンク色のサイリウムを全力で振っていた! まさにNHKホールがももキュン☆色に染まった瞬間! 腕と脚を大きく使ったダンスは全力そのもの。最後はセンターに集まり、クールな表情をキメた。

 4曲目 愛すべきべき Human Life / アンジュルム

 間髪を入れずに始まった4曲目! ステージを大きく使い、アンジュルムのわちゃわちゃ感を上手に出していた。人生を全肯定する曲に合わせ、客席に笑顔を振りまく彼女たちの姿に観客も思わず笑顔に! 加えて、「ねぇねぇ」「And you?」という歌詞に合わせて手招きするかのようなダンスで観客はももキュン☆の世界に引き込まれた。

 

やっぱりまかろん。 同志社大学

 10人の個性を輝かせながらも、統一感のあるパフォーマンスで3位に輝いた。その姿は「個性輝くエンターテイナー」というモットーそのもの! 細かな部分までこだわることをウリにしているだけあり、観客たちは目を奪われっぱなし!

 

1曲目 FANTASTIC ILLUSITON / i☆Ris

 ヘッドマイクを使うことで両手を使ったダンスを実現! 両手を顔の近くで広げながら踊る姿がとってもかわいらしい! くるくると回るたびに揺れるスカートの裾がかわいらしさを倍増させていた

 2曲目 英雄~笑って!ショパン先輩~ / BEYOOOOONDS

 指揮やピアノ演奏をするようなダンスが特徴のこの曲。両手を大きく使って完全再現! 曲中のクラップ部分では、観客を巻き込んで会場をクラップの渦に巻き込んだ。寸劇チックな部分では表情がさらに豊かになっていた!

 3曲目 Beyond the Bottom /   Wake Up, Girls!

 MVに「いまこそみんなで1つになろう」との文字が映し出され、それに応えるように客席は白のサイリウムで輝いた。さすが! 観客を巻き込むのが上手い! 暗い曲調に合わせた表情や、どん底から這い上がろうと力強く腕を上げるダンスで曲の世界観を表していた。

 4曲目  ギラギラRevolution / SUPER☆GiRLS

 先ほどまでのクールな印象の衣装からカラフルな衣装にチェンジ! 十人十色の個性が大爆発! フォーメーションの移り変わりが激しいにも関わらず、一糸乱れぬダンスで統一感を出していた。逆三角形にまとまっていくダンスは圧巻! 観客を煽る場面が多く、観客はやっぱりまかろん。と一体化!

 

Prismile 早稲田大学

 ストーリー性を持ったMVで、彼女たちと共に物語の世界に入り込んだ感覚を味わえる。観客は赤のペンライトを振り、会場の一体感が熱をもって伝わってきた。

 

1曲目 デモンストレーション / ももいろクローバーZ

 宇宙をイメージした壮大な世界観。巨大スクリーンに映し出される歌詞からも迫力と気合が伝わってくる。1曲目から惹き込まれ、彼女たちから目が離せない!

 

2曲目 驕りと誇り / スタァライト九九組

 1曲目の明るい曲調から一転、ステージは暗闇に。かっこいいイントロで1曲目と3曲目を繋ぐ。

 

3曲目 Star Divine / スタァライト九九組

 剣を使用したパフォーマンスがかっこいい! ステージを目一杯使った大きな立ち回りは、まるで演劇のようだった。効果音に合わせた殺陣は、思わず息を呑む臨場感。かっこいいだけでなく、可愛い衣装での華やかさでさらに魅力が増していた。

 

4曲目 神々の領域 / SKE48

 ステップのたびにふわふわと揺れるスカートがかわいい! ラスサビで4人構成から7人構成にチェンジ。衣装も白になり、一気に華やかな雰囲気に。セットリストの最後ということもあって会場はとても盛り上がっていた。

 

SPH mellmuse 上智大学

 「みなさんこんばんは!SPHです!」という掛け声や、いたるところに散りばめられた観客への煽り、コロコロ変わる衣装など、観客を最大限に楽しませようとするスタイルが魅力的なパフォーマンスだった。

 

1曲目 カラフルスタートライト / Cheeky Parade

  曲名通りカラフルな生地の中にゴールドのラインが入った、ミニスカートの衣装が個性的だ。もれなく全員のダンスがキレキレで、見応えバツグン! 脚を高くあげるダンスも、ピッタリ揃っている。

 

2曲目 プレシャスサマー! / でんぱ組.inc

 衣装がチェンジ! メンバーカラーのセーラー服風の衣装で、胸元の大きなリボンやスカーフが特徴的! 夏全開の曲に会場は大盛り上がり。元気いっぱいのダンスに客席も元気をもらっているようだった。会場はSPHカラーの赤色のペンライトでいっぱいになった。

 

3曲目 愛・魔性 / アンジュルム

 ポップな雰囲気の2曲から一転、クールな雰囲気で始まった3曲目。赤と黒を基調とした、メンバーそれぞれが違ったデザインの衣装に。回ると揺れる長いシフォンがついていたり、ショートパンツスタイルだったりと、目にも楽しい衣装だ。静と動のメリハリが難しいダンスも指先までこだわり、しっかり踊りこなしていた。

 

4曲目 M.O.N.ST@R / Cheeky Parade

 さらに衣装チェンジ! 盛り上がる曲調で、客席のボルテージはMAXに。白ベースにカラフルなラインとフリル、メンバーカラーが胸元のリボンだけでなく、袖のシフォンにもあしらわれておりキュート! 強い意志が感じられる歌詞からは、彼女たちがUNIDOLに懸けてきた思いが感じられる。最後の満面の笑みは最高に魅力的で、やりきった!という清々しささえ感じられた。

 

Bombs! 筑波大学

 圧倒的な人数の多さでありながらも、非常にまとまったパフォーマンスを強みとしているBombs!。それでありながらもメンバーひとりひとりの個性が光るような構成が魅力的だ。

 

1曲目 JEWELS / 仮面女子

 関東予選に引き続き、グループのロゴが入ったオリジナルのスカートに、それぞれのメンバーカラーのトップスで18人が登場。今大会最多人数でのパフォーマンスは圧巻だ。しゃがんだり脚をあげたりする激しめのダンスが多いにも関わらず、完璧に揃っていた。曲の終わりには「2022夏 いざ頂点へ」と、Bombs!の強い決意が映し出された。

 

2曲目 ありえんほどフィーバー / i☆Ris

 スムーズな隊形移動で8人に。1人1人がボーカルやセンターになるように割り振られており、見飽きない構成になっている。ところどころに挟まれた「いくよ!」というような客席煽りが楽しい。

 

3曲目 JAPANAFLIGHT / JAPANARIZM

 前曲とメンバーを交代し10人でのパフォーマンス。飛行機での旅をイメージした楽曲にぴったり合ったMVが見ていて楽しい。一番後ろから前に出てくるなどダイナミックな移動をしながらも最高の笑顔でパフォーマンスする彼女たちは、この瞬間最高にアイドルだった。

 

4曲目 NIJIIROロード☆ / SUPER☆GiRLS

 「#ぼむずと虹をかける夏」 というスローガンを掲げて今大会に挑んだBombs!。18人が斜め一直線に並んで、最後の曲がスタート。ソロパートを歌うメンバーを全員で見守るようなフォーメーションの後、一斉に衣装がチェンジ! メンバーカラーのスカートが虹のように見えるフォーメーションが組まれており、舞台上にはまさにBombs!の虹がかかっていた。

 

夏目坂46 早稲田大学

 敗者復活戦を1位で通過し、決勝のトリを飾ったのは早稲田大学「夏目坂46」。敗者復活戦で見せた強い気持ちを、決勝でも存分に披露した!

 

1曲目  僕のジレンマ / 櫻坂46

 モノトーンの衣装で登場。ターンする振り付けが多く、回るたびにスカートがふわっと広がり綺麗! サビ前のダンスは息があっていて美しかった。曲調も相まってとっても壮大さを感じさせるパフォーマンスを披露した!

 

2曲目  流れ弾 / 櫻坂46

 敗者復活にも使用された曲がここでも登場。衣装が全員同じだったため、センターが主役として目立っていた敗者復活よりも統一感が強調されていた!

 

3曲目  君のため何ができるだろう / 日向坂46

 ここで衣装チェンジ、花柄のスカートがラブリー!腰についたピンクのひらひらがしっぽのようで可愛かった。複雑なフォーメーションを難なくこなし、笑顔いっぱいで踊っているのが印象的だ!

 

4曲目  花は誰のもの? / STU48

 この曲も敗者復活から2度目のパフォーマンスだ。決勝戦を勝ち取った曲で決勝戦を締めるのがたまらない! みんな笑顔で、悔いなくパフォーマンスをやりきった!

 

 

結果発表

どのチームも甲乙付け難い高レベルなパフォーマンスを見せてくれた本大会。その中でも特に得点が多かったのが次の3チームだ。

優勝 Bombs!/筑波大学

準優勝 SPH mellmuse/上智大学

第3位 やっぱりまかろん。/同志社大学

 

優勝 筑波大学 Bombs!

 

準優勝 上智大学 SPH mellmuse

 

第3位 同志社大学 やっぱりまかろん。

 

表彰式にはMCの小片リサさん、シークレットゲストとして駆け付けたアンジュルムも登場。入賞チームの最高の笑顔がとっても眩しかった。

 

壮大などんでん返しが醍醐味のUNIDOL。次回大会では、今回悔し涙を吞んだチームにも期待!

 

夏真っ盛りの中開催された「UNIDOL 2022 Summer 決勝戦/敗者復活戦」。この日のステージに青春を懸ける姿に、私たちの胸は熱くさせられた。 ステージで思い思いのパフォーマンスをし、キラキラと輝く彼女たちから最高にアツい夏を感じた1日だった

10周年を迎えたUNIDOLの今後の活動にも期待が高まる。