FGO~豊かな人生への誘い~
学部:教育学部
学年:3年
座右の銘:仕事は「最後まで集中する」じゃなくて、「最後こそ集中する」
――あなたの語りたいことを教えてください。
「Fate/Grand Order」というゲームです。一般的にはFGOと略されていますね。
2023年7月30日に8周年を迎えたアプリゲームです。ちょうどそのタイミングで開催されていたフェスにも参加してきました。
元々Fateは、同人ゲームと言われるものからスタートしています。つまりコミケ(コミックマーケット)とかに出ていた作品がもとになっています。初めは同人ゲームだったのに、人気が出過ぎて会社が設立されて、家庭用ゲームが発売されて、アプリゲームにまで辿り着いた作品です。そのFateシリーズの中で今回は、アプリゲームのFGOを語りたいなと思っています。
――好きになったきっかけは何ですか?
高校生の時に、「Fate/Stay Night」のアニメの再放送を観たのがきっかけですね。詳しい人向けに言っておくとStay Nightの中のUBW(Unlimited Blade Works)です。
ストーリーが作り込まれていて、キャラが立っていて、素晴らしい作品だなと感動しました。ちょうどその時に、念願のiPod touchを手に入れて。Fate のゲームをとりあえず入れてみるかっていう(軽い)気持ちで始めました。なので自分は、アニメから入ってゲームに行ったタイプの人間ですね。
――魅力を教えてください。
魅力は2つありますね。まず1つはシナリオライターの奈須きのこ先生の筆の力、つまり文章力と表現力があまりにも凄まじすぎるという点ですね。文章量が半端じゃないんですよ。たとえば、ある章は文庫本4冊分、台本にすると500枚のコピー用紙9束分にも及ぶらしいです。それをゲームに落とし込んでいるのがすごいなって。
それだけ量があると、キャラクターの人間性を深堀ることができて、キャラクター同士の関係性も見えてきます。他のアプリゲームでは絶対に不可能な領域に達していると思ってます。
もう1つはキャラが「生きている」ところです。Fateの登場人物は過去の英雄や偉人たちなんですね。アーサー王物語のアーサー王や宮本武蔵、楊貴妃などが出てきます。キャラクターの設定が英雄の歴史をベースにして作られてるので、その分深いんですよ。
キャラクター同士の掛け合いや関係性も、史実をもとに作られています。よりキャラを身近に感じられて「生きてるな」って思える瞬間があるのが魅力ですね。
――生々しい話になってしまいますが……課金総額を聞いてもいいですか?
そうですね(笑)。早稲田の学費1年分は超えていますね。理系の学部も払えます。
そこまで課金してるのは各キャラに魅力がありすぎるのが一番ですが、FGOのガチャと育成の特徴も理由ですね。
最高レアリティのキャラの排出率は1%なのですが、ピックアップされるキャラ以外の最高レアリティのキャラもガチャには入っています。そのため、実質お目当てのピックアップされるキャラの排出率は0.8%なんですよね……。その上、最高レアリティのキャラを上限まで育成する場合は同じキャラを6体引かないといけないのでとても大変。確定で召喚できる「天井」もありますが、一度しか使えないこともあり、6体も引く場合はあんまり意味がないです。
のめり込みすぎちゃってるので、付き合い方をちゃんとしたいとは思っています(笑)。
――最後に伝えたいことはありますか?
FGO2部の6章「アヴァロン・ル・フェ」をぜひ見てほしいです!
そのストーリーが、僕が生きてきた21年間で触れた全ての作品の中でも断トツで良いんです! アニメだけじゃなくて、映画もドラマも、自分の人生までも全部含めたストーリーの中で一番良かったんです。それこそ100万以上払った価値あったなって心から思ったストーリーです。だから見てほしい! 読んでほしい!
2部の6章なんで、初めからプレイするにはちょっと遠くて新規参入が難しい状態ではあります。でも8周年記念の施策で最初の方を軽くプレイできたりするので、ぜひ始めてほしい! 本当に感動します。その感動を知ってほしい! 人生を豊かにしてほしい! 何という上から目線って感じですけど(笑)。
――熱量が伝わってきて、私も始めたくなりました! ありがとうございました。